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 今日は、UR都市再生機構の国土交通省のレクチャーに行ってきました。

そこではまず、
○「独立行政法人都市再生機構のあり方に関する検討会」報告と馬淵国交大臣のコメントについて

○賃貸住宅家賃の値上げの検討状況について

説明を聞きました。

馬淵大臣の発言というのは、

「14兆円の債務の縮減が最重要課題」「大都市圏の中堅サラリーマン向けの住宅供給の役割は終わった」
「独立行政法人を特殊会社化する」
などです。

館ヶ丘団地は集約(団地を減らす)の対象になっています。


国交省の報告でも、「機構ストックは可能な限り遂次縮小し、市場にゆだねていくべき」
となっていて、まるで縮小することが、機構の改善になるというような議論です。

しかし、都市機構の賃貸部門は600億円もの黒字になっていて、

赤字なのは都市再生事業(不良債権化した大企業跡地の買取などをするところ、
高級官僚の天下り先)。4000億の繰越欠損金。

私たちが納めている家賃が機構を支えている、といっても過言ではありません。

それなのに、団地の集約化を進めたり、削減をするのは、

家賃収入も減り、機構にとっても先細りになってしまうと思います。

そして今、不況の中、派遣切りや雇い止めで、家を失ったり、

収入が減って民間のところには住めなくなっている人が増えている中で、

住宅を減らすのは間違っています。

もっときれいにして、家賃を少し安くすれば、

館ヶ丘団地の空き部屋も埋まり、収入も増えるのでは、と思います。

ましてや、「3年ごとの家賃の値上げに来年度踏み切る」ということは

住民に不安を与えています。

私も、おとといの住民の方の話を訴えてきました。

「ある住民の方は、埼玉のURで建て替えがあった後、家賃が9万円にもなり住めなくなった。
そして探して移り住んだのが館ヶ丘団地。これ以上値上げされては住めなくなる。
前回の値上げの際は、リーマンショックもあり大臣命令で値上げはストップしたが、
いまだに景気は良くなっていない。値上げはやめてほしい」

緊張しましたが、おとといの要請をしていたので、声を伝えられました

引き続き、URのあり方について「公共の役割を果たせ」と

訴えていきたいと思います。

国交省レクチャー 国交省レクチャー①
                            発言をする私
国交省レクチャー②
右からかの市議、アオヤギ、団地の田上さん
 11月9日、私アオヤギとかのひろ子市議、私も住んでいる館ヶ丘団地の住民のみなさんと
UR都市機構東日本支社(新宿)に要望書を提出してきました。要望の中身は、以下の通りです

(1)住環境の整備について(洗濯排水口の設置、浴室のタイル化、来客用駐車場の設置、ゴミ集積所の拡幅・段差解消、集会所の改修、樹木の手入れ、結露対策など)

(2)団地再生再編・集約化計画の全容、1街区耐震補強工事の詳細について、詳細を明らかにすること

(3)家賃値上げを行わないこと。また高齢者への特別措置・家賃減免制度の拡充、子育て世代の家賃
減額を行うこと

(4)共益費の値下げと共益費についての説明会を行うこと

この要望に対して、UR都市機構は、

「共益費については、繰越金も増えているので、値下げまたは環境美化のために

使うことを検討している」「1街区の耐震工事についても、

住みながら工事ができる。そのことを住民に説明予定」と回答しました。

一方で、「ストック再生・再編(団地を減らす計画)が

いつどこの団地になるか決まっていないので、洗濯の排水口の工事、

浴室のタイル化、手すり・ベンチの設置は、改良的投資になるので

今の時点ではできない。」「来客用駐車場は、加入者が多い自治会に

委託するので今の加入率ではできない。」「家賃の値上げは、前回は

リーマンショックもありストップしていたが、H23年度は実施する方向」

と答えたため、住民の方は「前に住んでいたURの団地が建替えしたら

家賃が9万円になり、住めなくなったので、家賃が安くて自然が多い館ヶ丘団地に

越してきた。これ以上家賃を値上げされれば住めなくなる」と訴えました。

私も「ゴミ集積所の入口が狭すぎて傘がさせない。上部のフェンス

だけでも切ってもらえないか」と要望しました。
 
団地を減らす計画があるからといって、それを理由に切実な住環境整備を

先送りにしては、今住んでいる人にとっては、不便を強いられ続けてしまいます。

安心して館ヶ丘団地に住み続けられるよう引き続き改善を求めていきたいと思います。