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 私は、6月に一般質問で、

「ライフステージにあった発達支援」を求めました。

発達障害という障害が、認識されるようになって30年あまり

がたっていますが、支援の面ではまだまだ窓口が少ない問題があります。

 八王子市には、小児障害メディカルセンターが開設されており、

島田療育園が運営を行っています。

 おおむね15歳以下の発達障害の診断、課題の克服などのリハビリ

を行っています。

 発達障害は、聴力や視力には問題がないが、

脳に入ってくる情報が間違って入り、

言っていることと全く意味の違うように聞こえていたり、

文字が違うように見えたりするとのこと、

センターの方が教えてくださいました。

しっかり、発達障害にあったリハビリを行えば

課題は克服していける、とのことでした。

 しかし、発達障害のあるお子さんの中には、「ちょっとかわった子」

「約束を守らない子」「空気の読めない子」とレッテルを

はられ、叱られるなど間違った対応をされていると、

ひきこもりやうつ、他害行動などさまざまな二次的な

問題を引き起こすケースがあります。

 早期発見早期治療が大原則なのです。

 この発達障害の診断をうける初診が殺到しており、

3か月待ちという状況が続いています。

診断を受けるべきお子さんが増えていることや、

他自治体でも診療体制が弱いことなども影響しています。

センターでは、初診までの間、何もしないのではなく、

看護師が相談にのっていることは重要ですが、

何としても初診をもう少し早く受けられるように

していかなければならないと思い、市に対して

質問しました。また、他地域の診療体制の

問題もありますので

東京都にも財政的な援助を求めるよう、要望しました。

6月の際には、「東京都にも要望し、体制強化を検討する」

との答弁でしたが、

9月の補正予算で、医師1名看護師1名を増やすための、

増設の費用の予算をつけることがわかりました。

 発達障害児の診断の臨床経験を持っている

医師も少ない中で、医師が確保できたことは、

島田療育園さんのご努力だと思います。

 八王子市は、引き続き都への支援を求めていく

とのこと。

 今、30年以上前にお子さんの時期を迎えている

40代、50代の方にも障害のある方がいる可能性が

指摘されています。

引き続き、私もライフステージにあった障害への支援

を求めていきたいと思います。