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 月曜に行われた文教経済委員会は、盛りだくさんの議論でした。


まず最初に、継続審議になっている「小中学校に専任の司書を配置する請願」を

審議しました。

 私は、前回8000筆にも増えた署名が、追加され9500筆になっていることにふれました。

ある学校では、250筆もの署名を届けてくれたまたある学校では1000筆もの署名を

集め、届けてくれたことを請願者からお話を聞きました。

 継続になるにつれて、署名がどんどん増えてきています。

昨年9月から配置された6人の図書館サポーター(司書)は、

成果を上げ、課題も見えてきたところです。

この課題も、司書を置き続けることで解決していくことで、

「司書は必要ない」「減らす」ということの結論には

もちろんならず、

 むしろ、市側も増やしていくということをはっきり答弁していましたし、

司書の必要性は十分確認されたと思います。

都内の自治体では8割の自治体が学校図書館に司書を配置しています。

あとはペースの問題です。来年度2人のサポーターを増やすことが

市側から説明されていますが、2人のペースでは全校配置まで

単純計算で50年はかかります。

 小P連や校長会からも同様の要望が出され、学校図書館司書の配置は

喫緊の課題となっています。

 私は、市側も効果を認めていますし、

市民からも多くの声が寄せられている問題ですので、

教育委員会が財政当局から予算を付けられるように、

この請願を採択するよう呼び掛けましたが、

私以外の議員が継続審議に賛成をし継続となりました。

 議会としての判断が求められています。



 さて、八王子食肉処理場の裁判は、市側が敗訴しました。

この判決文の中で、八王子市に対して裁判所が痛烈な批判を

しています。

 まず、八王子市が食肉処理場に検査員を派遣するよう求める仮処分が

でていましたが、八王子市はこれに全く応じず、その努力も見えないために

「良識が期待できない」とまで言われています。

 また裁判所の判決中でも、八王子市の主張に対して「机上の空論」と

評価され、大変な非難をされています。

弁護士さんに判決文を見てもらったところ、

「普通は行政に対して敬意を表す文章が多いのに

ここまで行政が非難される判決文を初めて見た」

とのことでした。仮処分に従わないということは

三権分立の精神を踏みにじる行為だと

裁判所は怒りをあらわしているということでしょうか。

 どうしてこうした暴走をするのか、不思議です。


八王子市は、控訴しました。

裁判を続ければ、弁護士費用もかかりますし、

そして何よりこのような判決文が出るということは

八王子市の名誉を傷つけ、ほかの行政運営にも影響与えかねない

可能性があります。

政治の話し合いの力で、解決していただきたいと思います。



 
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