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 昨日は、高齢者医療の問題について、学びました。

以前、高齢者問題について学習会をしていただいた

篠崎先生(高齢者運動連絡会・元立命館大学教授)をお呼びして

地域の後援会のみなさんが、学習会を開きました。

篠崎先生
篠崎先生

一度は「後期高齢者医療制度の廃止」を訴えて政権に就いた民主党が、

公約を破り、自公政権時代よりも悪い医療制度の計画をだしています。

今、後期高齢者医療制度は広域連合といって、財政運営を東京都全体で行い、

集めた保険料以上に医療費の額が上回ったら、私たちの保険料に上乗せして

保険料を徴収する、といった制度です。

 本来なら、足りなかった分は、自治体の一般会計から繰り入れをしたりして

保険料を上げないようにするのですが、広域連合だと、

「国と自治体が最終的には財政責任を負わないですむ制度」だそうです。

 「地方分権」の名の元に、推し進められてきたのが「広域化」。

これが、今度は現役世代の国保にも持ち込もうと民主党は画策中。

「広域化」は、民営化への第一歩だそうです。(医療保険が企業の儲けの対象に)

そうしたらどうなるか?

後期高齢者医療保険は、年金から天引きされるので、滞納は目立っていませんが、

国民健康保険は、今不況の中で滞納者が多く出ているのが現状です。


この滞納分を、他の人の保険料に上乗せすることになるそうです

また、今まで保険料の額は自治体にまかせられていて、低く抑えていた自治体も

ありました。しかし、「広域化」では、東京都で一律になり、高い保険料に

合わせる、とのことです!!


そうなると、ますます保険料を払えなくなる人や、医療にかかれない人が

増えてしまうのは、必至です。

これでは、手遅れになってしまう人も増え、ますます医療費がかさむと思います。

こういった国民いじめをやめさせるためには、私たちの運動が必要になってきます。

篠崎先生は「自治体に、説明を求めることからはじめよう」

とおっしゃっていました。

そして、憲法第25条(生存権)を国や自治体に守らせる、本来の社会保障を

もとめて私もがんばりたいと思います。

学習会② 高齢者学習会①
たくさんの方が学習会に駆けつけました。