fc2ブログ
 先日、ある職場ので働いていた方の過労自殺の労災認定を

支援する会に行ってきました。

 内容を聞くと、その被災者の方はある「ミス」をきっかけに、会社側から

長時間尋問を受けたり、家にまで押しかけられ、極度の恐れを感じ、

数日後「気分障害」を発病してしまい、徘徊をし、その数日後に

遺書を残し亡くなられました。

3回そのような「ミス」をしてしまうと解雇となる仕組みになっているのが

実情です。そして被災者の方は3回目でした。

しかし、その方の3回目の「ミス」とされたことが、実はなんの根拠もないことだった

可能性が高いのです。

今、労働基準監督署では「気分障害」の発病は認めたものの、

心理的負荷が「中程度」などを理由に労災認定されませんでした。

そして、労働保険審査官に審査請求をしているところです。

会社側は、この労災申請をした後につくった文書で、

「この『ミス』のペナルティはリセットされ、初回の扱い」などと

言ってきています。

リセットされたことなど被災者には伝わっていなければ意味のないことだし、

明らかに労災を言い逃れるために作ったとしか思えません。

会社側が、働いている人に理由をつけて、クビを狙っている実態もあります。


こういった会社の異常な体質を告発するために、遺族と同僚の方々が立ち上がりました。

ある同僚の方は「こういったことなどで自殺した人が職場で3人もいる」とおっしゃっていました。


被災者の方が「徘徊した」と聞いた時、本当にそこまで追い込まれてしまったんだなと

かわいそうだと思いましたし、人員を削減したいがために異常なチェックをして働く人をいじめる

ということは、許せないことだと思いました。

そういう企業には反省をしてもらいたいと思います。

私も裁判をかげながら支援しながら、働く環境の整備のためがんばりたいと

思いました。