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 昨日は、保育を考えるつどいが行われました。

おもに、民主党政権が進めようとしている

保育の新システムのついて、立教大学の浅井さんが

問題点について、報告しました。

まず、日本の保育基準が、子ども30人に対して

先生が1人という60年前の基準から一つも変わっていないと

いうことに驚きました。フランスなどは2:1にまでなっているそうです。

今、それよりも保育の質を悪くするような案を民主党は進めようとしています。

新システムでは、保育園の定員をふやし、子どもたちを詰め込むということです。

そして、新システムでは、幼稚園と保育園を一体化し子ども園にしようとしています。

子ども園には、最低基準がありません!

また、今自治体には保育園をさがす義務がありますが、それをなくし、

親が、直接保育園と契約しなければならなくなる直接契約が

狙われています。

今でさえ、入れる保育園がなく困っている人が増えているというのに、

親御さんが、1件1件保育園を探さなければならなくなります。

こんな改悪をすれば、働きながら子育てするみなさんを苦しめる

ことになるのは、当たり前ではないでしょうか?


会場では、今現在、保育園を探しているお母さんからも

悲痛な声がだされました。「仕事をはじめて収入を増やさないと、

保育園にも預けられない。子どもを預けないと仕事ができない」

保育園が少ないことは、本当に悪循環をつくりだしています。

こうした思いを味わっているお母さんは

先進国では、日本ぐらいなのではないでしょうか?


また、新システムは株式会社の参入を許し、

営利企業がはじめから、障害児や、

所得の低い家庭のお子さんの受け入れ拒否が

おこる
恐れも指摘されました。


そして、現場の保育士さんからは、

「オプション(音楽を教える、運動ができるようになるなど)

をつけて、それを別料金加算される。そうすると、子どもによって

保育の内容が変わり、選別がはじまってしまう」との声も。


この保育の新システムは、国が保育から手を引く、子育てする人に

背を向ける、改悪です。

浅井さんが、「今、タイガーマスク運動などでも、子どもの未来を

応援しようとする人が、日本にはまだまだいる。今度は、国がそれに答える時」

とおっしゃっていました。

今こそ保育を充実させ、子育てする皆さんの応援をするときです。

これは、無駄遣いなどではありません。

働く人を応援して家計を暖めることが、景気をよくする道です。

私も、保育充実のために、全力でがんばります!!