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昨日は、横山南市民センターで「さようならUR」という

ドキュメンタリー映画を見ました。

これは、日野市の高幡台団地73号棟の住民のみなさんが、

URから耐震不足を理由に追い出しを迫られている問題を

取り上げています。

耐震強度が足りないのであれば、補強して住めるように努力するのが

貸主の義務だと思うのですが、住民が73号棟の設計図を要求すると、

なんと全面黒塗りの用紙が何十枚も提出される、という始末です。

全面真っ黒で、周りの縁だけ白い報告書には、あきれました。

(このなものをコピーしたら、とんでもない量のトナーを使います)

こうして情報も全く公開せず、ただ立ち退きを迫るということに、反発した

住民のみなさんを、今度はURが訴えるということをして、

裁判中で、9月13日が証拠調べがあります。

「終の棲家と思い移り住んだのに」

「引っ越し費用はそう簡単に出せるものではない」

悲痛な住民の声が映画では紹介されています。


監督の早川由美子さんと73号棟のみなさんが駆けつけてくれ

訴えていただきました。


URの問題は、住民が払っている家賃収入はわずかながらも

収益を上げているのに対し、土地転がしで莫大な損失を出したり、

高級住宅での負債があるということです。

それを住民に押し付け、住まいを奪うようなことは許せません。

この問題を解決しなければどのURでも、73号棟のようなことが起きうると

思います。

八王子市民を見ても、7割の方が300万円以下の収入というときに、

一部屋10万円以上もするような住宅を作ってもなかなか売れないと思います。

空き部屋を改修して安価で入りやすい住宅を、提供すれば地道に収益も

あげられるのでは、と思います。

URには地に足をつけた経営方針を持っていただきたいと思います。


早川監督が昨日の様子をブログにのせていただきました!
http://brianandco.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/jp-969b.html
私も写っています
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